悠然と凍る銀色の大地
舞踊る風花は 目を見張る程に美しく
さりとて私の在り方を帰ることは出来ない
暗闇の中 其の鈴の音は響き渡る
流麗に舞う神楽は強かに 天真に纏う千早は蒼白に
穢れたこの世界を払う為
今宵も舞を踊りけり
Deceived by false memories, the mythic maiden is confronting Evil
As she does so, she is healing people on the spot
Her dance has the power to exorcise the devil
Even at this moment, she is exorcising darkness all alone
銀髪の巫女
雪のように 白い肌包む禊は
弾いた水面に夢 落とした
霞んだ想い出 ひたすらに求め
蒼白に揺らいだ千早 纏った
もう 幾度目の白雪 舞い踊り
舞い落ちてた 木の葉の上で
降り積もる雪と風の調べ
― 其の穢れ 全て祓いましょう
銀色に染まる哀しみを 薙ぎ払う能力
輝いた銀髪 振り乱して
手繰り寄せた 神の力を宿す 右目の誓い
私が ただ守るから
花のように 穢れの無いこの身体を
包み込んだ 紅袴
繋いだ命を ひたすらに守り
空白の居場所を探し歩んだ
嗚呼 寄り添った温もりさえ
知らず 命尽きるのなら
隠れた 残月と鈴の音色
― 蔓延る魔 全て祓いましょう
鈍色に溢れる痛みに 立ち止まる弱さ
揺らぎ無い感情 ただ探して
闇に堕ちた 魔物の力宿す 右瞳の誓い
私が 赦さないから
叫び祓う 闇を超え
たどり着いた残酷な
一つの真実
崩れ落ちた 背徳に
いつか君を救い出すと誓う
この星に・・・
雪と月と花びら
揺れる 金色の音は
凛と 冷たく響く
揺蕩う 心の隙間へと
まるで 刃のよう
黒白をつける扇子取り
踊る 宿命の舞
言の葉 紡ぐ事はなくて
まるで 霞のよう
春が過ぎ 桜散り
夏が過ぎ 向日葵落ち
秋が過ぎて 菊が舞って
雪に姿変えた
白く冷たく咲いてる 雪と月と花びらは
舞踊る私 彩る幻想
たとえ全てを失い 孤独にただ身を灼かれても
輝き続ける
参つ 銀の髪を梳き
伍つ 優しい心 溢れる感情を抑えて
漆つ 振り払った
春が過ぎ 舞い続け
夏が過ぎ 魔物を狩り
秋が過ぎて 心朽ちて
凍る雪に変えた
繋ぎ契りを結んだ 星輝くあの日から
舞い踊る私 蝕む偶像
闇を斬り裂き続けて 爆ぜる空に夢落としても
今を信じたい
生まれ落ちた日から
右瞳宿す力
淡い景色写す魔瞳は はるか遠く観てた
白く冷たく咲いてる 雪と月と花びらは
舞踊る私 彩る幻想
たとえ全てを失い 孤独にただ身を灼かれても
輝き続ける 闇へ
星空へ届け
凪いだ 心の隙間には
薄れ 遠のいた面影
寒い冬に 連れ去った日は
雪に埋もれて消えた幻
求め続け 孤独を知って
幻想に溺れた涙色
闇の中に唯 示す道
今も願うもの
降りしきる雪 寒ぎ込んだ感情は
壊れ錆付いてた 忘れ物
ひらひらと 雪の降る夜は
瞼の裏に 望み 願い 描き
温もり抱いた
きらきらと 揺れた星空眺め
現 微睡んだ意識は
遠く ただ遠く 星の向こう側へ
願えども 願えども ‘‘願い”で・・・
晴れ渡る空 開け放った感情は
穢れ 泥まみれの縁起物
ゆらゆらと 踊り狂えば
瞼の裏の 望み 願い 全て
消し去れるかな・・・
魔瞳の噂
歩み 雪の景色を
見つめた この瞳の奥
紫染まり冬空 仰いだ
冷たく刺さる その風霜
荒れた地を駆け巡る 当てもなくただ
其れはまるで 風の疾走
人々が云う銀髪少女 噂話
『暗闇を照らし出す 神の力と
その光灼き払う 魔物を
血族に持つ 銀髪巫女の
右目には 今もなお封じられてる』
戦ぐ 風に運ばれ
届いた 知らない風評
視界のすべてが揺らいだ
涙に濡れた その風貌
この心駆け巡り 渦巻く感情
其れはまるで 冬の嵐で
崩れ落ちてた闇 一筋の光が射す
ひたすらに求めてた 願い続けた
寂しさを包み込む 光を
悠久に似た 時間を越えて
私には 今もなお封じられてる
今 暗闇を照らし出す 神の力と
その光灼き払う 魔物を
血族に持つ 銀髪巫女は
解き放つ瞬間を 祈り続けた
散りゆく風花
熱い瞳の奥に 秘められた
まだ知らない 暖かさ
真実を知った 運命の日から
心は動き始めた
解き放て この世界に
願いの空 消えるはずは無いと
守り続けた未来 信じてる
『何も心配はいらない』と
輝く祈りの翼
暗い絶望を照らす
零れた涙の跡 白く染まった
解放された 二つの力
見つめてた 光と影の天災を
寒い雪景色 彩る未来は
もう気付いた 愚かしさ
実能を知った 今この時から
心に決め動き出す
闇を 支配するもの
夢に見てた 面影
隠れた残月と鈴の音色
―その命 全て祓いましょう
月夜の煌めく刃
輝く祈りを 斬った
零れた涙の色 紅く染まった
解放された 一つの闇を
葬る 心に誓い 舞い踊る
空に きらきら舞う風花を
散らし 踊る神楽は
光さえ 一つになり溶け合った
幻想は 儚く散った
咲き乱れた刃は
暗い絶望を 照らす
流れる涙の色 白く染まった
解放されて 一つになった
光で闇を照らした 神楽舞
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